富士通のIT基盤 TRIOLE
サーバ統合へのアプローチ


スケールアウトを加速する高集積型のブレードサーバ
オープン化の進展に伴い、企業内、特に情報系システムにおいては、Webサーバやアプリケーションサーバなど、さまざまなサーバが乱立しております。その結果、システムは複雑化、多様化の一途を辿っており、場合によっては、複数のオープン系サーバがミッションクリティカルな基幹業務を担っているケースもあります。
そのため、システム担当者がどこに何があるのか把握できず、システム運用管理における負担は、以前とは比較にならないほど大きくなってます。
また、こうした問題はスピードを鈍化させ、ビジネスからの変更要求に対して、システムが簡単に対応できないという課題も引き起こしてます。そこで有効なのが、スケールアウトによるサーバ統合です。
スケールアウトとは、サーバの台数を増やすことで、システム全体の処理性能を向上させる手法であり、統合化された複数のサーバ処理を分担するため、可用性、信頼性を向上させる上でも有効な手法です。
比較的低コストで実現することから、近年、スケールアウトによるサーバ統合に取り組む企業が増えており、それを後押しするのが富士通のブレードサーバ「PRIMERGY BX620 S3」です。

高密度実装を実現。「TRIOLE BladeServer」というソリューションの中核として機能し、サーバ統合のニーズに応える。
実際のシステム運用を視野に運用管理の効率化を図る
ブレードサーバは、小型の筐体に複数のブレード(サーバ)を集約し、電源ユニットや冷却ファン、ケーブル配線などを一体化させた高性能・高集積型のサーバソリューションです。
必要に応じて筐体にブレードを装着することで、スケールアウトを実現できます。 1つの筐体に複数のサーバを集約できることから、従来のPCサーバに比べ省スペース性に優れ、リソース効率の向上などが期待できます。
ブレードサーバによる統合メリットを最大化するには、システム設計や将来の変更などを見据え、中長期にわたる運用ライフサイクルを考慮する必要があります。
例えば、複数のシステムをブレードサーバで統合する場合、サーバだけではなく、ストレージやネットワーク構成まで考えなければなりません。その上で統合プロセスを明確にし、将来にわたって活用できるシステム設計、運用していくことが重要です。
またブレードサーバを統括管理するソフトウェアや仮想化技術なども合わせて活用し、運用管理の効率化を図る必要があります。
こうした点を度外視したブレードサーバ導入、スケールアウトのサーバ統合は、本来のポテンシャルを活かしきれないばかりか、逆に運用管理の煩雑化を招きます。
ITライフサイクルに対応したトータルサポートで統合を支援
富士通は運用管理の効率化向上の課題に対応し、「TRIOLE BladeServer」というソリューションを提供しています。これはブレードサーバを中核に、システムの設計、構築、運用・保守というシステムのライフサイクルに対応したシステム統合ソリューションです。
つまり、ハードウェアのみを提供するのでなく、管理用のミドルウェア、サポートサービスなどを一体的に提供し、課題解決に貢献しますので、ユーザーは、システムのライフサイクルに対応した付加価値の高いサービスを享受することができます。

企画・設計、構築、運用・保守といったライフサイクル全般にわたるサービスを提供するほか、可視化技術をベースに運用管理の効率化、自動化を実現。ITシステムの課題解決を支援する。
TRIOLE BladeServerテンプレート
ブレードサーバの導入実績に基づき、システム構築のノウハウをTRIOLEテンプレートの一部である「TRIOLE BladeServerテンプレート」として整備します。お客様要件に応じたテンプレートを利用することにより、確実・迅速にシステムを構築し、提供します。
- サーバ集約
「物理集約型」テンプレート : 複数のサーバをブレードサーバに集約
「論理集約型」テンプレート : 複数の業務を仮想化ソフトウェアによりブレードサーバに集約
「混在型」テンプレート : システム要件に応じて物理集約と論理集約を使い分ける - 高信頼システム
「高可用型」テンプレート : 予備ブレードサーバへの自動切換えにより業務継続を実現
「WEB/AP/DB階層型」テンプレート : WEBフロント、アプリケーション、データベースの3階層型システムを実現 - クライアント統合
「イントラネット型」テンプレート : シンクライアントによりセキュリティを確保
「セキュリティ強化型」テンプレート : 「イントラネット型」に加え、個人認証を強化
「モバイル型」テンプレート : モバイル環境で、安全なシンクライアント環境を実現
導入から保守までシステムのライフサイクルにあわせたサービスを拡充し提供
- TRIOLE BladeServer導入・構築サービス(導入、構築フェーズ)
高品質なシステムをお客様にご提供するために、お客様が導入される構成にあわせ、ブレードサーバ、ストレージ、ネットワーク製品などハードウェアの組み立てや、ミドルウェアなどソフトウェアのインストールを工場で行い、最終の動作確認をオンサイトで実施するサービスです。 - サーバ -LCMサービス(運用、保守フェーズ)
お客様の拠点に分散配置されたサーバや、センターにて運用されているサーバ群に対して、リモートもしくはオンサイトで、高品質な各種運用サービスを提供するオンサイトアウトソーシングサービスです。多くの実績を誇るサーバ運用管理のサービスマネージャー(サービスの全体統括・品質管理を行う専任担当者)が、最適なサービスを統合し、全体の運用品質を厳重に管理します。
可視化技術で運用管理性向上
TRIOLE BladeServerは管理ソフトウェアを使用することで、ITシステム構成の把握や状態の確認・設定が容易となり、リアルタイムな「IT構成把握」「構成設計・変更確認作業」「性能ボトルネックの早期発見」「トラブル発生時の業務継続」などのシステム管理者の煩わしさも低減するメリットもあります。
- ハードウェア構成情報の収集を自動化し、サーバ、ストレージ、ネットワーク、ソフトウェアなどシステム全体構成の一元管理を実現。
- 各機器のリソース(CPU、メモリ、ディスクなど)や負荷状況を常時計測し、リソース不足や将来的な傾向把握を実現。
システム管理者は、自社の現状ビジネスの状況と将来的なビジネス傾向の情報を照らし合わせながらリソースを最適に配分することで、ビジネス変化に合わせた効率的なITの活用を実現することが可能となります。さらに、これらの機能を活用することで、人的な負荷を軽減し、効率的かつ安定したシステム運用管理が実現されます。
一方、企業によってはミッションクリティカルなシステムにブレードサーバを採用しているところもあります。
このようなケースでは、ブレードサーバに対して高い信頼性も求められます。
こうしたニーズに対応するためにTRIOLE BladeServerは高い可用性を実現する「SANブートシステム」を構築することも可能です。

障害発生時の予備ブレードへの切り替え手順を設定しておくことで、SANストレージをブートディスクとして自動的に切り替えが可能。ミッションクリティカルな要求にも耐えうる、可用性の高いシステムを実現できる。
これは、稼働中のサーバに異常が発生した場合は、SANストレージをブートディスクとして自動的に切り替えることにより、サービス停止時間を最小限に抑え、ビジネスの継続性を確保することが可能となり、システムの信頼性が向上します。
また、SANブートシステムの仕組みを利用することで、サーバ、ストレージ、ネットワークなどのリソースの構成変更や増設なども自動化され、システム管理者の運用管理負荷の軽減、人的操作ミスによるトラブ防止対策などを促進することができます。
このように、ブレードサーバのよるスケールアウトによるサーバ統合のメリットを最大化させるには、次期更新までを見据えた中長期にわたるシステム運用を考慮しなければなりません。
それに対して、TRIOLE BladeServerは、システムのライフサイクルに合わせたトータルなサービスを提供することで、ビジネスの成長に即応した、戦略的かつ柔軟なIT活用を強力に支援します。
